
忘れられないブランドとの出会い
もはやいつだったか忘れたが、去年だったと思う。
JR京都伊勢丹でロウナーロンドンがポップアップしていたのだ。
ただ、ポップアップなんて軽い扱いをしていいブランドではない。
だって、エリザベス女王御用達ですよ。
私が初めてこのブランドを知ったのは10年ほど前。
新宿伊勢丹の売り場で、安いのから高いのまで並んでいる中、ふと目に入ったエナメルバッグ。
桁が違った。
「可愛い〜♡」と思った瞬間に、値札を見て二度見したのを今でも覚えている。
それ以来、私の心に刻まれたブランドが、ロウナーロンドンだった。
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別居時に現れた運命のタイミング
そんなブランドが、別居して少し小金を持っていた時期に、突然目の前に現れた。
京都伊勢丹にポップアップとして。
しかも「特注できます。お値段は変わりません」と言われたら、もう抗えない。
最初は財布にしようと思った。やっぱりエナメルが欲しかったから。
バッグのエナメルはべたべた指紋がかっこ悪いからねぇ…。
でも、考えているうちに——
「ケチらずカバンにしようぜ!」と私の中の誰かがつぶやいた。
気づいたら、エナメルでない革のカバンをお願いしていた。
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こだわりの特注
普通はこのカラーにはゴールド金具を合わせるらしい。
でも私はあえてシルバー金具に。
その一点だけでも「私だけのロウナーロンドン」になった。
領収書を見たら、45万円+税。
冷静に考えたら、あのときの私にとっては相当な金額。
でも、一生モノの贅沢として、今も後悔はない。
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そして届いた運命のバッグ
そしてとうとう届いたのが今年の夏。
1年は待たなかったような気がする。予定より早く出来上がりました、と言われた。
家に帰ってあける瞬間の高揚感。
「出てきたー!」と思った。
なんと、可愛らしく持ち手にスカーフが巻かれていた。
そういえばお付けします、と言われてたな、と思い出す。
本体は持ち手にスカーフをつけるのは好きじゃないのだが、こちらはなんか三つ編みみたいな、芸術的な巻き方がしてある…。
外せん。
しばらくは汚れ防止にこのまま持ちましょうかね。
といっても、もちろんお出かけバッグだ。
先日の「東京フレンチお食事会」にさっそく持って行った。
もちろんサブバッグは持つ、この矛盾よ。
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人生貨幣とは別枠の贅沢
これは離婚前の贅沢なので、離婚後の人生貨幣には影響なし。
けれど、「よくぞあのとき買った」と今でも思う。
人生には、後悔しない贅沢がある。
私にとってそれが、このロウナーロンドンの別注バッグなのだ。